令和8年度市社協子育て支援講演会「みんなで知ろう LGBT」に参加してきました!


みなさんは、『LGBT』をご存じでしょうか?
LGBTとは?
Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシュアル)、Transgender(トランスジェンダー)の頭文字を取ったセクシュアルマイノリティ(性的少数者)のことを意味する言葉です。
今回は富士市を拠点とする『LGBT成人式SHIZUOKA』実行委員長:市川未享(みゆき)さんの講演会に参加してきました。
LGBTQという言葉は、テレビやインターネットなどで目にすることも増えてきました。
けれど、言葉は知っていても、当事者の方が普段どんなことを感じているのか、どんな場面で困ることがあるのか。
私はまだまだ知らないことがたくさんあるな、と今回のお話を聞きながら感じました。
講演の中で、
「LGBTQの当事者に会ったことがありますか?」
という問いかけがありました。
「会ったことがない」と思う人もいるかもしれません。
自分のことを周りに話していない人もいるので、実は私たちが知らないだけで、学校や職場、地域など、身近なところにいるかもしれません。
割合だと13人に1人くらい、これは血液型のAB型の割合と同じくらいだそうです。
そう考えると、LGBTQという言葉が少し身近なものに感じられました。
「もし誰かからカミングアウトされたら、どう答えたらいいのでしょう?」
何か気の利いたことを言わなくてはいけないような気がして、戸惑ってしまうかもしれません。
でも、講演で聞いたのは、とてもシンプルな言葉でした。
「そうなんだね」
そして、
「話してくれてありがとう」
それだけでも、うれしいのだそうです。
自分のことを話してくれるということは、それだけ相手を信頼してくれているということ。
どうしたらいいかわからなかったら、
「どうしてほしい?」
と聞いてみてもいい。
無理に「理解しなくちゃ」と頑張るよりも、まずはその人の話を聞いてみる。
それなら私にもできそうだな、と思いました。
トイレや制服、洋服や靴、書類にある性別欄。
普段あまり意識せずに使っているものが、誰かにとっては悩みの種になることもあるそうです。
学校でも、
「制服はどうしよう」
「トイレはどこを使おう」
など、一人ひとり困っていることは違います。
だから、「こうすれば大丈夫」と周りが決めるのではなく、
「あなたはどうしたい?」
と聞きながら、一緒に考えていくことが大切なのだと感じました。
少し前までは、
「男の子なんだから」
「女の子なんだから」
という言葉を、今よりもよく耳にしたように思います。
講演では、昔はLGBTという言葉そのものを知らず、自分の中にある違和感が何なのかわからないまま過ごしてきた方のお話もありました。
今は少しずつ情報も増え、いろいろな生き方や考え方を知ることができるようになっています。
しかし、情報が増えAIも進化してきた現代だからこそ、すべてを鵜吞みにしてはいけないというお話もありました。
そして、カミングアウトをしたら、診断書を書いたら、手術をしたらゴールだと考える方もいらっしゃるとのことですが、それは「ゴール」ではなく「スタート」だということを知っておく必要があるそうです。
他にも、突発的に大きな行動を起こすのではなく、例えば一日のうちにパートタイムで性別を移行する時間を作ることも良いそうです。
学校や仕事など外に出ている時間は今までと変わらずに過ごし、家に帰ったあとの時間は自分の望む服装や生活を過ごす。
それをおこなうことによって、本当に落ち着く、自分らしくいられる姿はどちらなのかを試していく。
小さな一歩に見えることこそ必要だということです。
LGBTといっても、みんなが同じではありません。
カミングアウトしたい人もいれば、したくない人もいます。
どんなふうに生きたいのか、どんなことに困っているのかも、一人ひとり違います。
だからこそ、「LGBTの人にはこうすればいい」と考えるのではなく、目の前にいるその人の気持ちを聞くことが大切なのだと思います。
これはLGBTに限ったことではないのかもしれません。
誰に対しても、
「あなたはどうしたい?」
「私はどうしたらいい?」
と聞ける関係があったら、少し生きやすくなるような気がします。
講演会では診断書についても驚く内容がありました。
静岡県内で、診断書を書くことのできる医師は何人いると思いますか?
答えは0人です。
診断書を書いて欲しいという方がいるのに、県内に医師がいないため東京など別の都道府県へ行って書いてもらわないとならないそうです。
静岡県内にも診断書を書くことのできる医師が一人でもいると困りごとが少し減るのではないでしょうか。
今回のお話の中で、とても素敵だなと思った言葉がありました。
「心の中にレインボーフラッグを感じてほしい」
虹には多くの色が共存していることから、性的指向や性自認などの違いを含む多様性を肯定するシンボルとして使われています。
全部をすぐに理解できなくてもいい。
わからないことがあってもいい。
でも、誰かが勇気を出して自分のことを話してくれたとき、
「そうなんだね」
と、そのまま受け止められたら。
それだけで、その人が少し安心できるかもしれません。
今回の講演を聞いて、LGBTについて学んだということだけでなく、「目の前の人を、その人のまま見ること」について考える時間になりました。

私は四年連続で「子育て支援講演会」に参加しています。
毎年内容が変わり、こどもを育てるうえで為になる、そして知識を深めて子育て世代が一歩踏み出すきっかけになる講演内容になっていると感じています。
今回の「LGBT」について講演を聴いて、カミングアウトされたとき、自分ならどうする?どう伝える?ということばかり気にしていましたが、知らなければ聞けばいいということが大きな気付きとなりました。
まずは相手がどうしてほしいのか聞く、そして話してくれたことに「ありがとう」を伝えたいと思いました。
最後に市川さんに「LGBTに悩んでいる方やこども達にひとこと」をいただきました。
「答えを急ぎたい気持ちはわかるけれど、何よりも無理をしないで、自分を大切にしてほしい」との言葉をいただきました。
自分が自分らしく無理なく過ごせるように「LGBT」がもっと知ってもらえるように、私もできるところから始めてみたいと思った講演会でした。
子育てに役立てられる情報にご興味のある方は、是非次回の子育て支援講演会に参加してみてはいかがでしょうか?
※2026年10月5日時点
◆ところ/韮山福祉・保健センター「伊豆の国市社会福祉協議会」 (伊豆の国市四日町302-1)
問合せ/伊豆の国市社会福祉協議会 事務局
[tel:055-949-5818] FAX:055-949-2540
[伊豆の国市社会福祉協議会HP]( >>詳細はこちら )











